クラウドエースの亀梨です。
GCPでは、認証の主体として「Googleアカウント」を使用しています。
「Googleアカウント」は個人で利用されていることも多く、普及している&汎用性が高い故に、『複数のGoogleアカウントを貸与され、それを切り替えて使う』という場面で何かと問題が起きることがあります。
よくあるトラブル
前提
- 複数のGoogleアカウントを使っている。
- 1つのブラウザプロファイルで、両方のアカウントにログインしている。
- Google Cloud Consoleの右上のユーザアイコンから、複数ユーザーを切り替えている。
現象
- 複数アカウントのうち、1つにIAM権限を付与/剥奪したが、うまく反映されない。
- Project IAM / GCS ACL等全般で発生します。
解決法
この現象は、Webブラウザのキャッシュがうまく破棄できていないことが原因と考えられます。
であるからして、「そもそもcacheに載せない」「別のprofileとして、cacheを分ける」ことで解消します。
1:Webブラウザのプライベートブラウジングをお試しください。
プライベートブラウジング(incognito modeとも呼ばれます)ウィンドウを開き、そこで改めてGoogleアカウントにログインすることで、真っさらな状態を確保できます。
IAM権限が反映されていない?等感じた場合、まずはこちらをお試しください。
2:Chromeブラウザの「プロファイル管理機能」でユーザを切り替えてください。
他ブラウザにも同等機能が存在するかもしれませんが、クラウドエースでは、Chromeの「複数ユーザの切り替え」機能をおすすめしております。
1つのGoogleアカウントに対して、1つのプロファイル。これを徹底することで、アカウント間の切り替えのトラブルを完全に排除できます。
プライベートブラウジングで毎度ログインするのは手間なので、こちらの方式が断然、おすすめです。
ユーザの切り替えといっても、各プロファイルは平行して同時にwindowを開いておけるため、Chromeのデザインテーマを変更するなどして、各プロファイル間の区別をつきやすくするとよいでしょう。
それではよいGCPライフを!